Q&A

国際教養学部

大学について

Q国際教養って何ですか?

A

国内外の幅広い知識を融合して物事を多角的に見る力です。

これまでの大学での学びは、特定の分野を深く学ぶことが中心で、視野が狭くなりがちでした。幅広く学ぶことで、一つの問題を様々な視点から見ることができるようになります。
2021年度からスタートした新しいカリキュラムでは、「幅広い知識をリンクさせて世界を多角的に見る力」の育成が強化されます。

Qなぜ英語で授業するの?

A

英語は国際共通語だからです。

これからのグローバル社会で活躍するためには、幅広い知識の修得と優れたコミュニケーション能力が必要不可欠であり、その手段として英語はふさわしい国際共通語と言えるでしょう。
本学では、入学後に英語集中プログラム(EAP)で徹底的に英語力を磨きます。その後、学生が自分の興味関心によって専門分野を学びます。国内外から公募する教授群の講義を世界各国から集まった留学生とともに学ぶことで、幅広い専門知識を多角的な視野で学ぶことが可能です。

Q高校の授業とは何が違うの?

A

論理的、批判的、創造的思考で発信する能力を身につけます。

国際教養大学の開講科目のほとんどは、学生主体のディスカッションで授業が進むスタイルです。授業では、正解を見つけることよりも、正解を導きだすために何が必要なのかというプロセスを重視しています。1クラス平均20名未満という少人数教育だからこそ実現できる授業スタイルです。

Qどうして全国から秋田に学生が集まるの?

A

秋田に、日本で他にない特長を持つ大学があるからです。

「授業はすべて英語」「1年間の留学義務」「少人数教育」「24時間365日開館の図書館」「留学生との異文化空間」などが、全国、そして全世界の若者を惹きつけているからです。

英語について

Q日本の高校卒で授業についていける?

A

大丈夫。ほとんどの学生は日本の高校を卒業しています。

新入生は英語で授業を受けたことがない人がほとんどです。ですから、全員、英語集中プログラム(EAP)で、「英語で学び、英語で考える」トレーニングを受けます。入学直後にTOEFL ITP® TESTで3つのレベルに分け、あなたの英語力に合ったクラスで勉強することができます。EAPでは、同じ目標を持ったクラスメイトが、お互いに協力し合い、励まし合って学びを進めているのが特長です。

Q高校での留学経験がなくても大丈夫?

A

もちろんです。留学経験者や帰国子女はむしろ少数派です。

1年間以上の留学経験者、帰国子女の割合は例年、新入生のわずか2割程度です。約8割の学生は日本の高校を卒業しています。最初のうちは、言いたいことが英語で出てこなくて、海外生活経験の長い学生に圧倒されてしまう場面も確かにあるようです。ですが、授業にしっかり取り組めばすぐに慣れて、自信を持って英語で議論できるようになります。

留学について

今まさに留学している、という在学生から留学の様子をレポートしてもらうシリーズ記事 「私の留学レポート」もぜひご覧ください。

Qどんな国に留学できるの?

A

200以上の提携大学から選べます。

留学先は200以上の提携大学から、あなたの希望に合わせて申請することが可能です。北南米、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、アフリカと、提携大学は全世界に及び、各国・地域を代表するレベルの大学が揃っていることが特長です。

Q留学して何を勉強するの?

A

語学留学ではない「本気」の留学。希望する専門分野の科目を学びます。

国際教養大学の留学は語学留学ではありません。大学4年間のうちの1年分の科目を海外の大学で学びます。現地の学生と同じ条件で、専門分野を学ぶ授業に出て、試験を受けて単位を修得します。留学先の大学のカリキュラムの中からあなたの興味関心に合わせて科目を選択します。学生一人ひとりに本学の専任教員がアドバイザーとして割り当てられますが、科目はアドバイザーに相談の上決定されます。

Q留学費用はどのくらい?

A

留学先大学に納める授業料は0円です。

海外の大学は、年間数百万円の授業料は珍しくありませんから「留学」には多額の費用が必要となる場合もあります。しかし国際教養大学の交換留学制度では、留学中の授業料は、本学の授業料を納めることで原則として免除されます(※)。留学に対する経済的な不安や負担を軽減することで、多様な可能性と成長の機会を提供します。なお、住居費、食費、渡航費、保険料、危機管理サービス料等は学生負担となります。
※ 一部の大学を除きます

Q1年間留学しても4年で卒業できる?

A

留学はカリキュラムの一部。だから4年間で卒業可能です。

国際教養大学の留学は、海外の大学の専門課程で学び、単位を修得することを目的としています。留学先で修得した単位は、本学の卒業に必要な単位として認定します。そのため、留学期間を含めても4年間で卒業することが可能です。

Q1年間の留学は自信がないです…。

A

留学準備は、入学と同時に始まっています。

新入生は全員「こまち寮」にて、交換留学生と一つ屋根の下で1年間生活します。英語集中プログラム(EAP)での英語で授業を受ける訓練だけでなく、キャンパスでの生活すべてが異文化コミュニケーションのスキルを伸ばす、疑似留学の場なのです。さらに、必修の留学セミナーで、留学に必要なステップを学び準備は万端。スムーズに留学へと出発できます。

Q留学はいつ行くの?

A

条件を満たした学生から。2年次の冬から3年次の夏に出発する学生が多いです。

1年分の単位を海外の提携大学で履修・修得するだけの力をつけ、留学します。TOEFL ITP® TESTで550点相当以上のスコアを取得し、GPA(成績評価平均点)2.50以上が基礎条件です。これらの基準を満たした場合、多くの学生が2年次の秋から3年次の夏に留学を開始しています。

Q非英語圏の大学に留学したら授業は現地の言語?

A

提携大学の授業も英語で行われています。

国際教養大学が提携している非英語圏の大学では、学生は基本的に英語で専門科目を履修します。そのため、英語力を維持しながら、専門的な知識を深め、そして新しい外国語を学ぶことが可能です。

就職について

Q卒業生の進路は?

A

8割は日本国内のグローバル企業へ、1割は国内外の大学院へ。

日本に生まれ育ち当たり前に感じていたことが、当たり前ではないことに気がつく。1年間の留学を終えた学生は、在学中の学びと経験から培った国際的な視野と優れたコミュニケーション能力をもとに、製造、情報通信、サービスなど多様な業種へ就職しています。海外の支社に派遣される卒業生もいます。また、本学での学びを土台に国内外の大学院へ進学する学生もいます。リベラルアーツ大学らしく、卒業生の進路は多岐にわたります。私たちが大切にしているのは、仕事や職業に対する深い理解を通して「自分の生き方」を考え、それと向き合う力を育むことです。

Q秋田という立地は就職活動に不利?

A

秋田のキャンパスでも就職活動はできます。

大都市から離れている分、確かに苦労はあります。そこで、学内で説明会を開催し、毎年多くの企業に参加していただいています。企業や団体等の人事採用担当者が国際教養大学のキャンパスに足を運んでくださっています。秋田にいながら日本を代表する企業や団体について深く知ることができるのです。

Q留学経験は就職に有利になりますか?

A

就職を有利に進めるために留学と考えるなら、本学を選ばないでください。

留学の経験は就職活動で有利になるでしょう。しかし、企業が留学経験者に期待するのは「留学に行った」という事実ではありません。大切なのは、どのような目的を持って留学し、現地で何を学び、どのように成長したのかということ。人の心に響くストーリーは、「本気」の留学をした人だけが語れます。

日常生活について

Qどうして1年生は寮に入るの?

A

寮での生活も国際教養教育の一部だと考えています。

新入生は、1年間を大学の敷地内にある「こまち寮」で生活します。日本全国から集まる学生のほかにも、世界各国・地域からの留学生たちが生活しています。共同生活では窮屈に感じることもあるでしょう。困難に遭遇するたびに学生たちは自分自身と向き合い、問題を解決する術を学んでいきます。この問題解決能力こそが、国際教養大学が育成する「世界を舞台に活躍する人材」に不可欠な基礎能力なのです。

Qキャンパスはどんな雰囲気?

A

4人に1人は留学生。キャンパスはまさに「世界の縮図」。

国際教養大学は世界各地からの留学生が年間200人以上学んでいる多文化共生空間。また、教員の約半数は外国人です。授業はもちろん、寮や学生宿舎での共同生活、クラブ・サークルにおけるスポーツや文化活動、授業後の雑談でさえ、異文化コミュニケーション、そして国際理解の舞台です。

Q普段の生活も日本語禁止って本当?

A

授業以外は、お好きな言語でどうぞ。

授業はすべて英語。ですが、日常生活は日本語禁止なんていうことはありません。日本語で話しているところに留学生や外国人が加わると、会話が自然と英語に切り替わります。国際教養大学では、英語が意思疎通のための共通言語です。日本語が通じないときには、英語で。それ以外は、好きな言語で。

Qすごく田舎って聞いたのですが?

A

コンビニまで徒歩1時間。楽しい場所がないなら自分たちで作っちゃいます。

自然豊かなキャンパス環境であることは確かです(笑)。国際教養大学のキャンパスの周辺にはカラオケ店や居酒屋などの施設はありません。本学の学生は楽しいところに行って楽しむのではなく、自分から楽しみを作ることができる人たちの集まりでもあります。楽しいところがないなら、作ればいい。キャンパスでは、学生主催のイベント(ダンス、ライブ、夏祭り、ハロウィーンなど)が年間を通じて頻繁に開催されていて、その一つひとつのクオリティもなかなかのものですよ。

Qクラブ活動には参加できますか?

A

複数のクラブ・サークルに参加するのが国際教養大学流です。

授業と課題をこなしながら、クラブ活動にも積極的に取り組んでいる学生が多くいます。運動部、文化部、言語系・国際理解、サービス、音楽など合計で50近いクラブが活動していて、多くの学生が複数のクラブを掛け持ちしています。学生の多くが2年生の冬から3年生の夏にかけて1年間の留学に出発するため、活動を引っ張るのは1、2年生。早くからリーダーシップを発揮するのも国際教養大学流です。

入試について

Q留学経験があると入試に有利?

A

留学経験の有無ではなく、総合的な学力と活動を合わせて評価します。

国際教養大学の多様な入試制度の中に、留学経験が出願要件のひとつとなっているものがあるのは事実です。しかし、入学試験の合否は留学経験の有無で決まるのではなく、総合的な学力やこれまでの活動内容などを含めて判断しています。

Q高校時代に身につけておくべきことは?

A

バランスの取れた基礎学力と、世界の多様な文化、言語、歴史、社会などの国際関係について強い関心と探求心を求めています

国際教養大学の教育の柱は、インターナショナル・リベラルアーツ(国際教養)です。目の前の問題解決のために、広く得た知識をどのように関連付けていくことができるかということを学んでいくのです。そのために必要なことは、1)高校での勉強にしっかりと取り組み基礎学力を身につけること、2)新聞やニュースに目を通しこれらに関する自分の意見を持つこと、そして3)様々な活動に積極的に参加することが大切です。

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