韓国は隣国ということもあり、文化や国民性が似ている部分もあったため、生活に適応するのに時間はかかりませんでした。しかし、言語の壁は大きく、最初は日常生活でさえ韓国語を思いどおりに話せず、意思疎通ができず落ち込むこともありました。現地でのインターンシップやサークル活動を通じて、韓国語や英語を使って友人や知り合いと交流する機会が増え、語学力向上や大学生活へのモチベーションを高めることができました。
特に一番の転機は、日韓の大学生・大学院生が一同に集まり、3日間、日韓関係について議論する、「日韓青年パートナーシップ」というイベントに参加したことです。韓国人の友だちが増え、将来を担う学生同士で日韓関係について韓国語と日本語を交えて深く語り合えたことは、とてもいい経験になりました。
留学先で学んだ授業 – Modern Korean History
韓国の歴史について一から学びながら、現代までの社会問題、文化、経済などあらゆる分野への理解を深められる授業です。私が韓国への留学を希望した理由の一つは、韓国で日韓関係の授業を受けたかったことです。教授は韓国人で、韓国側の視点から植民地時代や韓国独立について学ぶことができました。受講していた日本人は私一人だったのですが、他の学生と韓国の歴史について意見を交わすことができ、日韓の歴史についての理解をより深めることができました。
