受験体験談(学校推薦入試)

本学への志望動機は?

私がAIUを志望した理由は二つあります。一つ目は、関心のあった環境問題と経済の両立について異なる観点から学べることでした。環境科学のみならず、サステナビリティ戦略をはじめとする環境対応と経済活動を同時に実現するための手段について理解を深められることに魅力を感じました。二つ目は、他県や海外から訪れる学生と対話できる機会に恵まれていることです。様々な背景を持った学生が、国や都道府県をまたいで秋田に集まり、学術的な内容だけでなく、それぞれの過去の経験について語り合い、互いに学び合える環境にも惹かれました。

受験時の入試タイプを選んだ理由は?

学校推薦型入試では成績に加えて、高校時代の経験から得た学びを表現することが求められます。私は課外活動で、核軍縮や平和を推進する活動に携わりました。また、学生活動では学問とともにクラブ活動の主将として積極的に活動していたことから、自分の個性や経験をより多くアピールできる入試だと感じたからです。

受験対策、取組等について教えてください。

「英語」対策はどのように行いましたか?

国際教養大学の特別選抜試験では英語小論文が必要だったことから高校3年生の4月から対策を進めました。英語小論文を書く際には小論文一つにつき、先生に何度も添削してもらい、納得できるまで修正しました。それにより、語彙力が向上したのみならず、自分のエッセイのスタイルを確立することができ、当日どんな形式の質問が出題されても自分の書く小論文に自信が持てるようになりました。

「英語以外の科目」の対策はどのように行いましたか?

自分の得意科目と苦手科目を、高校の試験や模試を基準に分析し、得意科目を積極的に伸ばすと同時に、苦手科目は具体的な目標を立てて勉強を進めました。まず、目標点を設定し、それを達成するために短期的な目標を月ごとに立て、勉強をすることで常に苦手科目と向き合う方法で勉強を進めました。

本学への受験に限らず、大学受験に関連して力を入れたことを教えてください。

私は一般選抜試験も視野に入れつつ、学校推薦型入試を主体として受験対策を進めていたこともあり、勉強と並行して読書をしていました。様々な学問分野の本を読むことで、自分の視野を広げるように心がけていました。視野を広げることで自分の関心をより深め、将来の展望を考え直すきっかけを作っていました。その結果、受験勉強の意味を見出すことができ、勉強に対するモチベーションを上げることができました。

AIUを目指す皆さんに伝えたいこと

AIUの入試では、どのタイプでも自分の意見を論理立てて伝える力が重視されます。受験勉強では、5教科の勉強で手一杯かもしれませんが、社会にある様々な事柄にアンテナを張ってみてください。そうすることで、思考力を養うと同時に自分の考えを言葉にしやすくなると感じます。入学後、どんなことをしたいか、どんな自分でいたいかを思い浮かべながら頑張ってください!応援しています!

中島 渉さん

(広島県/2021年入学)
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