GB領域でマーケティングやマネジメントを学んでいる私は、この分野で世界的に極めて高い評価を得ているこの大学を選びました。また香港そのものにも興味があり、民主化デモ後の現地の様子について確かめたいと思いました。留学を通じて世の中には自分の目で確かめないとわからないことが多いと実感しました。行く前に想像していたデモの影響は見られず、穏やかな生活が営まれていたことはその一つです。中国本土から来た学生たちと原発処理水問題について議論した際には、ニュースで見ていたことが他人事ではないのだと再認識しました。就職活動の時期と重なった留学で、自分について考える上で非常に良い環境に身を置くことができたと感じています。
留学先で学んだ授業：中国経済 ～遺産と変遷～
15世紀以降の中国の経済発展と衰退を再評価し、ヨーロッパとの比較を通じて中国経済史を新たな視点から解釈する授業です。政府の役割や市場経済発展の歴史の違いを学び、さまざまな国の学生と議論して、一層考えを深めることができました。中国の政治体制と代議制民主主義との不適合について熱弁する教授の姿が印象的でした。
