幼い頃から、自然や動物に親しみを持って育ちました。そのため、生物や環境に興味を持ち、理系の大学への進学も考えていましたが、より複合的な視点で学びたいと思い、AIUを選びました。高校までの受け身の授業形式から一転、AIUでは学生が主体的に授業を作っていく姿勢が求められます。最初は戸惑いましたが、自主的にLDIC※に通い、コツコツと予習・復習に取り組む努力を積み重ねることで、「自ら学び取る力」が身につきました。入学時にはどの専門領域を選択するかを決めていませんでしたが、普段ニュースを見ていて疑問に思うことが、経済学の授業の中で紐解かれていく感覚が面白いと感じ、GB領域へ進むことを決めました。留学先に選んだアメリカのポートランド州立大学では主に環境経済学を学びました。授業を通じてアメリカの先住民の衣食住に関するインタビューをしたり、ボランティア活動に従事したりと、短期間ではありましたが、実りのある留学生活を送ることができました。コロナ禍でオンライン授業を受けたことも、今となっては貴重な経験です。大学4年間の学びを振り返ると、興味を持っていた環境やサステナビリティについて、より多角的な視点で捉えられるようになったと感じます。卒業後の進路として、大学院進学も考えましたが、今は自分が学んできたことを活かして社会に貢献したいという気持ちが強く、就職の道を選びました。企業のサステナビリティ経営に携わることを目標に、これからも国内外の環境経営の在り方を見つめていきたいです。
※LDIC: Language Development and Intercultural Studies Center(言語異文化学修センター)