AIUの授業では社会問題の原因の本質がどこにあるのか、社会の構造という観点から探求することを学びました。社会問題とされる多くのテーマは立場が変わると見え方も変わるため、立場が異なる人々の間でどう歩み寄ることができるのかを考えるようになりました。モロッコへの留学や課外活動を通して、開発分野、特に子ども学に関心を持ち、エラスムス大学ロッテルダムの社会科学大学院大学へ進学しました。大学院では開発のための社会政策を学び、現在は国際移住機関(IOM)ヨルダン事務所で移住にまつわる課題に取り組んでいます。人々の声をよく聞き、それを開発・人道支援プロジェクトに反映していこうと、日々努力しています。
高校生の皆さんも、身近な社会問題に関心を持ったら、ぜひ違う立場から多角的に学んでみてください。それが、国際社会に踏み出す第一歩になるはずです。